まずは地域に特化した建築規制を聞いておこう
新築を建てる際は、土地探しから始めるといくつかのメリットがあるといわれています。たとえば既に建っている物件を購入するケースでは、建売業者が一度土地を買い取っていて、そこに利益を上乗せして売り出すことがほとんどなので、どうしても価格が高くなりがちです。その一方で土地探しから始めると、建売業者が上乗せする分の利益をカットすることができます。
では土地探しの手段として“不動産会社に相談する”を選択した場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。まず建築物というのは、地域によって建築規制が大きく異なります。土地探しの大まかなエリアが決まったら、経験と実績のある不動産会社からその地域に特化した建築規制を最初に教えてもらうようにしましょう。
一級建築士とのパイプの有無や契約に必要な書類も確認しよう
次はその不動産会社に一級建築士との太いパイプがあるかどうかを確認することが推奨されます。一級建築士とのパイプがあれば、不動産会社に伝えた住宅設計の希望を建築規制に沿った土地としてすぐに提示してもらえるため、スピード感をもって土地探しを進めることができます。
また土地契約の際は多くの書類が必要となります。場合によっては過去に住んでいた市町村の戸籍謄本を求められることもあるのです。つまり土地契約に必要なすべての書類を素人が把握するのは困難だといえます。土地契約の直前になって慌てないために、土地探しの段階で不動産会社に相談して、揃えられる書類は予め準備しておいたほうがよいでしょう。必要書類の相談程度ならオンラインでできる不動産会社がほとんどです。